METHOD

表情がかたい原因とは? 柔らかくするための方法も合わせて解説
表情がかたい原因とは? 柔らかくするための方法も合わせて解説

表情がかたいのは表情筋が原因?

表情(顔)にまつわるアンケート調査で、男女20~50代の800人のうち、「笑顔に自信がある」と答えた方はわずか50人。自信のなさの理由としては、「旅行で写真撮影の時笑っていたつもりですが、口が笑っていなかった」「友達が掲載したSNSの写真で、自分だけが笑顔が強張っていた」「怒っていないのに怒っていると言われ、顔が恐いと言われた」など、笑っているつもりでも上手く笑えていなかったというコメントが多い傾向にありました。
*表情筋研究所調べ[調査対象:男⼥20~50代800名、調査期間:2020年8⽉8⽇~10⽇、調査会社:株式会社ネオマーケティング]より引用

このように笑顔づくりを意識していても難しい原因の一つに、実は表情筋のかたさが関係しています。
顔には約20種以上の筋肉があり、その筋肉が、頬や眉・唇などを動かして表情を作り出しています。
そしてもう一つ大切なのは、表情を作るための筋肉は、顔面神経が支配しているということです。そのため、表情筋がかたくなってしまうと、神経伝達がスムーズに行われず、表情を作るのが難しくなってしまいます。まずは、表情筋がかたくなってしまう原因は何かについて紹介します。

表情筋はなぜかたまってしまうのか

表情筋がかたくなってしまうとはどういうことでしょう。実際に、鏡に向かって表情を作ってみると、笑顔がうまく作れなかったり、左右の口角が非対称であることに気づく方も多いのではないでしょうか。それが表情筋のかたさであり、歪みです。
なぜ表情筋がかたまったり、歪んだりしてしまうのかについて紹介します。

緊張しやすい人は表情筋がかたくなりやすい

大勢の前で話す際に、緊張で顔がこわばってしまい、上手に笑えなかったり、笑顔を作れなかったりという経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
顔がこわばるということは、顔の筋肉が緊張してしまうので、中々上手く動かすことができません。そんな状態では笑顔もかたくなってしまいます。
人見知りの方や対面で話すのが苦手な方は、緊張しやすい場面が多い傾向にあります。そのため、筋肉も緊張しやすくなりがちです。

人と接する機会が少ない人も、表情筋がかたくなりやすい

最近はコロナの影響によって人との関りが著しく減ったりしている方が多いのではないでしょうか。
人と接する機会が少ないと当然話す機会も少なくなります。話す機会や時間が少ないと、口の周りの運動量が少ないため、筋肉がかたまりやすくなります。
また、マスクでの生活が増えているため、相槌などのコミュニケーションも減りがちです。無表情のまま話す場面が増え、口の周りだけでなく顔全体の筋肉が使われずかたまってしまいます。

感情表現が苦手

人は、喜怒哀楽で感情を表現しますが、それを中々表に出せない性格の方もいます。当然、心では驚いたり、喜んだり、哀しんだりしていますが、その表現が上手くできない。自分なり笑顔を作っているのに、他人からは「怒っている?」などと言われたことがある方もいるのではないでしょうか。
その場合、元々表情筋が上手く使えてないために、筋力が弱い可能性があります。
そういう方は、年齢とともに皮膚のたるみや、まぶたの衰えが顕著に出やすくなってしまいます。
また、感情と表情が合わないと誤解を招いてしまうこともあるので、表情筋を上手く使えるようにトレーニングが必要になります。

顔を動かしすぎる

逆に接客業などで常に笑顔でいる、営業で人と毎日かなり話す機会が多い方々は、顔や表情を動かす機会があまりにも多いため、それだけ表情筋にも過度に負荷をかけていることになります。

表情筋の状態を簡単チェック!

それではまず、あなたの表情筋をチェックしてみましょう!

簡単な2つの表情筋チェックをしてみましょう。

チェック①

A.上下の歯の間を少し開けた状態で力を抜いて頬を触ってみてください。

B.次に、上下の歯をギュッと食いしばって、頬を触ってみてください。

この時、AとBで咬筋(こうきん)のかたさの差があればOK。

もし、力を入れても入れなくても差がほとんど感じられない方は、
残念ながら、表情筋がかたまっていると考えられます。
このままだとエラが張ってきたり見た目に影響が出てくる可能性も…

チェック②

A. 唇を内側に巻き込みます

B.そのまま頬の筋肉を使って 口角を上げます。

口角は斜め上に上がりましたか?全然上がらない、 頬の筋肉に力が入らない、という方は、口周りや頬の表情筋が凝りかたまっているかもしれません。また、日常的にアゴに力がはいって過ごしている可能性も。

表情筋を柔らかくするには?

表情筋を柔らかくするためには、「姿勢」がとても大切です。「姿勢」は身体全体のラインを作ります。顔も身体の一部なので「姿勢」の影響を受けます。
背中が丸まって猫背になっている方は、上目遣いになりやすく、気づくとあごが前に出てしまいます。そのため、首がすくんでしまって首の後ろが圧迫され、むくみやすく、表情筋もかたくなりやすいです。
また、あごが前に出てしまうとあごに力が入りやすくなるため、マリオネットラインができてしまうことも。

写真の様に、耳が肩と一直線になるようにあごの位置をキープしましょう。
あごのポジションを決める時に、奥歯を噛み締めないように気をつけましょう。

また、表情筋がかたまっている方は首や肩周りもかたくなっている可能性が高いので、ストレッチやマッサージなどで筋肉の凝りをほぐしていきましょう。

「表情筋簡単チェック!①」で咬筋(こうきん)がかたまっていた方は咬筋(こうきん)マッサージがおすすめ

咬筋ゆるめ

①歯を食いしばった時に、頬骨の下あたりにボコっと前に出たところ(咬筋(こうきん)の始まり)へ、人差し指、中指、薬指の指先を揃えて当てます。指先に軽く力を入れて頭の上方向へ円をずらしながら描いていくように優しくほぐします。(2~3分)

②噛み締めた時に、下あごのあたりにボコっと出てくるところ(咬筋(こうきん)の終わり)へ、人差し指、中指、薬指の指先を揃えて当てます。指先に軽く力を入れて頭の方向へ円を描くように優しくほぐします。(2~3分)

※マッサージするときは軽く口を開け、あご周りをリラックスさせて行います
※強く押しすぎると逆に筋肉がかたまってしまうため、気持ちいい程度に優しくマッサージしましょう

姿勢チェックや首や肩周り、アゴの筋肉のコリをほぐすことは表情筋のトレーニングの前にやっておくのがおすすめです。
これらのステップを行うことで表情筋をより効率よく鍛えられるでしょう。

表情筋を柔らかくするトレーニング方法

かたまった表情筋を柔らかくするためのトレーニング方法について紹介します。

①口角を上に引き上げて上の歯を8〜10本出し「ニコッ」と笑顔を作ります。そのまま10~20秒キープ。

②頬全体にたっぷり空気を入れて「プク」っと膨らませたまま5秒キープ。

③ ①②をセットにして3回行います。

※口から空気がもれないようにします
※深呼吸しながらゆったり行うのがポイントです

かたくなった表情筋をほぐして豊かな表情に!

毎日向き合う自分の顔。誰もがいつまでも若々しくイキイキとした表情でいたいと思っていると思います。
でも、気付かないうちに長年の生活習慣や思考が顔の筋肉の「かたまり」となって、その人の印象や人相まで変えてしまうこともあるのです。
豊かな表情も無表情も「過ぎる」とどちらも表情筋のかたさにつながります。顔の筋肉をまんべんなく適度に動かして柔らかくすることがとても大切です。日々使っている筋肉の疲れをほぐすと同時に、普段あまり使わない筋肉を動かして老廃物を押し流し、かたくなるのを防ぎましょう。

いくつになっても表情筋は鍛えられます。
日々の筋肉疲れをほぐしながら、歪みを正し、自然な笑顔を取り戻していきましょう!
表情を豊かにすることは、日常生活を豊かにすること、コミュニケーション能力を高めることにもつながるでしょう。