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専門家コラム vol.1

喜怒哀楽をしっかり表情にする。それが幸福感にもつながるといえます。喜怒哀楽をしっかり表情にする。それが幸福感にもつながるといえます。

私たち人間は、顔の骨格的な面では、左右対称の顔やバランスのよい顔の人に好感を持つといわれています。しかし、それ以上に魅力を感じるのが、実は笑顔。これは研究でもあきらかになっており、顔の造形以上に、笑顔の人を魅力的に感じることがわかっています。

また、最初はつくり笑いであったとしても、とにかく口角を大きく上げ、目を細めて笑顔をつくる、そうすると心身が反応して気持ちも明るく楽しくなっていくといわれています。

近年のイェール大学での幸福研究ではさらに、常に楽しい、うれしいといったポジティブな感情だけを感じるよりも、場面ごとの快・不快をしっかり感じる人のほうが幸せであるという結果が出ています。表情でいえば、哀しい場面では哀しい表情を、うれしいときにはうれしい表情を現せる、表情豊かな人のほうが幸せだといえるでしょう。

表情をこれだけ豊かに現せるのも、私たち人間だけです。日頃から表情筋を大いに動かし、笑うときは思いきり笑うというように、そのときその場面で感じた喜怒哀楽を表情に出していく。それが自身を魅力的にみせるとともに、幸福感を得られる近道なのだろうと考えられています。

※このコラムはインタビュー「表情ってなんだろう? 」でご紹介しきれなかった佐藤弥先生のお話をまとめたものです。