表情筋研究所

YA-MAN ヤーマン

knowledge知識

表情筋トレーナーが伝授!
「自然で美しい笑顔」をつくる
表情筋エクササイズ

ゴールを決めて、
舌の位置をチェック。

あなたの周りに「あの人の笑顔は素敵だな」と感じる人がいたら、よくその笑顔を観察してみてください。私たちはただ漠然と「自然で美しい笑顔になりたい」と思いがちですが、そうなるためには具体的になりたい表情のゴールを決めるのが第一歩。

一般的に、美しいと感じる笑顔には、4つの法則があります。
①口角が左右対称に斜め上に上がっている。
②上の歯ぐきが見え過ぎていない。
③上の歯だけが左右対称に見えている。
④唇が三日月の形になっている。

イラスト
美しい笑顔の形

でも表情には一人ひとりクセがあるため、4つの法則すべてが実際にできている人は少ないかもしれません。ひとつでも気になったら、次に紹介するエクササイズにトライしてください。

イラスト
軽く口を閉じたときの舌の位置

最初にチェックしたいのが舌の位置。意外に思われるでしょうが、舌が正しい位置にあるだけで、より口角が上がり、自然な笑顔が長くキープできるようになります。意識して常に正しい位置にあるように心がけてみてください。

鏡を用意して。エクササイズは2ステップ。

エクササイズを始める際には、鏡を必ず用意してください。
そして、しっかり顔の動きを確認しながら進めましょう。

ウォーミングアップ
(1セット約10秒)

顔全体の筋肉を動かしやすくします。朝晩3セット行いましょう。

①顔全体をちぢめて4秒キープ。目を閉じ、頬を吸う。

②顔全体をふくらませて4秒キープ。目を見開き、頬から顔全体をパンパンにする。

頬をふくらませたとき、眉毛は動かさずに目だけを見開くようにしましょう。おでこにシワができるのはNGです。

リフトアップエクササイズ
(1セット約15秒)

自然な笑顔をつくるエクササイズです。口角を上げるときに力を入れる場所を意識することで、より口角をきれいに上げることができます。1日3~5セット行いましょう。

① 口角を斜め上に上げながら「イ」の口にして4秒キープします。

② 唇をつき出して「ウ」の口にして4秒キープ。

③ 「イ」の口に戻して4秒キープ。口角が左右対称に斜め上に上がっているのを確認して終了。

口角を上げるときのポイントは、頬骨のあたりに力を入れることです(イラストA)。下の歯まで見える人は、口角を横に引っ張るクセがある証拠(イラストB)。耳の穴から口角が引っ張られるようなイメージで引き上げましょう。

口角が上がらない人にもおすすめ。

リフトアップエクササイズは、笑ったときに口角が上がらない人や、下の歯が見えてしまう人、への字口になる人にもおすすめです。何より大切なのは、続けること。ぜひ毎日レッスンして、自然で美しい笑顔をマスターしてください。

上記のエクササイズを、まずは1カ月ほど続けてみましょう。口角の上がり方や顔の動かし方の変化に気がつきます。

※効果には個人差があります。

―監修

内田佳代

内田佳代
歯科衛生士・表情筋トレーナー

「噛むこと」を意識させる、歯科衛生士ならではの表情筋エクササイズ、口もとからの美を提案し、全国各地で講演・セミナー開催。ミスユニバース地方大会セミナー担当。NHK「きれいの魔法」など美容番組・雑誌等へ多数出演。表情筋エクササイズDVD「笑顔づくり編」「スッキリ小顔編」も好評。